人気児童書が映画に!子供たちが夢中になる魔法使いの物語 #らく魔女
2023.03.31
ちょっと成長した子供たちに初めての映画体験を。そう考えている親御さんにオススメしたい魔法のアニメーション映画が誕生。それが劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』です。
この映画の原作はシリーズ累計発行部数160万部を超える同名児童書で、現在までに18作が刊行されています。この本の魅力は、成田サトコさんが生み出した子供たちが大好きな魔法学園モノであることと、個性際立つ登場人物たちを千野えながさんが可愛らしいイラストで表現した点。しかも子供たちが親近感を持つ「子供」が主人公なのも魅力のひとつです!
では一体、どんな世界観なのか、物語をご紹介します。
魔法の国を救うには友情が試される
主人公のフウカは銀の城のプリンセス。だけど学校では失敗ばかりの「らくだい魔女」。ある日のこと、フウカはお城の地下に隠された「黒水晶」の腕輪の封印を解いてしまいます。
なんと腕輪には秘密があり、世界を滅ぼそうと目論む「闇の魔女」が封じ込められていて、フウカと仲間たちはその魔力により、異界に飛ばされてしまいます。そこは怪しい遊園地のような場所。
しかも友達との絆を裂くような怖い仕掛けがいっぱい!果たしてフウカ達は闇から魔法の国を守ることが出来るのでしょうか!?
子供から大人まで楽しめる本格的な魔法バトル
監督を務めるのは『テニスの王子様』『魔法少女リリカルなのは Reflection』の浜名孝行さん。アニメーション制作は『攻殻機動隊』シリーズや『ハイキュー!!』他、多くのヒット作を手掛けるProduction I.G。
冒頭からダイナミックな魔法のバトルシーンがあり、可愛くて楽しいキャラクター達が躍動感ある動きを見せてくれるので大人でも楽しめる映像になっています。しかもまだ映画館慣れしていない子供たちが我慢できそうな60分という構成が嬉しい!
そこにおっちょこちょいのフウカやクラスで人気の男の子チトセ、フウカの親友で優しい優等生カリン、さらには謎めいたイケメン魔法使いキースや彼のワガママな妹リリカという色んなタイプのキャラクターがいて子供たちもお気に入りを見つけそう。
ネガティブな考えをポジティブに変えるフウカを見習おう
だけど描かれているのは、自分の心のネガティブな考えに向き合う時の対処法や、友達との関係でちょっと嫌なことを言われた時に、どう自分の心と折り合いをつけるかということ。
例えば友達から冷たくされた気がして悲しくなってしまったら…。そんな時はひとりで悩まずに、その子との今までの関係を信じてまずは話しかけてみたら?といった気づきまで与えてくれる魔法の作品。
人を信じることの大切さ、ポジティブになるだけで世界は明るく開けることを伝える劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』、主題歌「ときめきの風に乗って」(井上ほの花)はフウカのポジティブさや元気パワーが詰まった、頑張る子供たちに向けた応援ソングですよ!
伊藤さとり
映画パーソナリティ/心理カウンセラー。映画コメンテーターとしてTVやラジオ、WEB番組で映画紹介。映画舞台挨拶や記者会見のMCもハリウッドメジャーから日本映画まで幅広く担当する。
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劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』
全国劇場公開中
【上映分数】60分
【公式サイト】
https://anime-rakumajo.com/
※この記事は、令和2年度第3次補正事業再構築補助金により作成しました
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