【親子でおでかけ】夏休みの自由研究に「映像の作り方」はいかが?埼玉・川口
2023.08.10
埼玉の川口に「映像ミュージアム」という子どもが楽しく映画作りについて体験できる施設があるのをご存知ですか?
詳しく説明をするとSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ内の施設で、映像がどうやって作られたのか歴史を含め展示物で説明してくれるという、「目」で見て「体験」して楽しむ映像作りの学び場です。
SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアムの「常設展」と企画展「トンコハウスの世界 ~ダム・キーパーからONIまで~」を映画パーソナリティ・伊藤さとりさんがレポートします。
早速、小学校低学年の子どもと一緒に埼玉へLet’s Go!
渋谷から電車で約30分。埼京線で赤羽乗り換え、京浜東北線で川口駅へ。そこからバスに13分ほど乗って「川口市立高校」下車。少し歩いたところにドド〜ンとそびえ立つ施設群が「SKIPシティ」です。「映像ミュージアム」はこの中の彩の国ビジュアルプラザの2階。
中に入るとまずは映像の原理をパラパラ漫画で教える装置が展示。どうやったら絵や写真が動くのかを実際に装置を触って体験させてくれます。他にも黒澤明や日本映画界の名監督たちのパネルでの紹介や美術セットがあったりと、ドラマや映画作りに欠かせないスタッフそれぞれの役割を紹介していました。
特に子どもたちが楽しんでいたのは「テレビカメラ撮影」体験と「アフレコ」体験、そして「実写合成」体験です。「アフレコ」体験は、声優さながらアニメの画に合わせて出てくるセリフをマイクの前で喋り、自分達の声が入った完成映像を見られるというもの。こんな体験をしたら声優になる夢も持ちそう!
もう一つ興味深かったのは、「編集」体験です。すでにあるシーンのいくつかを自分で入れ替え繋ぐことで物語の雰囲気も変わるという機械を操作する体験でした。そこにタイプの違う音楽を入れることでサスペンス風になったり、楽しい雰囲気になったりと、この作業を通して編集で登場人物の感情を操作できることを知ります。
3階では更に「実写合成」で自分が[空飛ぶ魔法のじゅうたん]に乗っている体験が出来たり、[アナウンサー]や[気象予報士]体験などが出来、皆、照れながらも参加し終わるとスタジオから満足そうな笑顔で出て来ていました。
このフロアは企画展と繋がっていて、今の時期は2024年1月8日まで「トンコハウスの世界」が開催されています。この「トンコハウス」とはピクサーのアートディレクターだった堤大介とロバート・コンドウが設立したがアニメーションスタジオのこと。
現在、Netflixで配信中の親子で楽しめる『ONI ~ 神々山のおなり』や米アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされた『ダム・キーパー』他、様々な名作がこのスタジオから誕生しています。ここではアニメがどうやって作られているのか、絵コンテや樹脂で作られたキャラクターモデルの展示などが主となっています。
特に子どもが喜んだのは、アニメーションの世界に入れる「実写とアニメの合成」体験でした。更には会場を出た休憩所で、トンコハウス製作のキャラクターにパッドで色つけする作業を体験できるお楽しみまで。
他にも効果音を手軽に作る方法が分かる展示もあるので、この夏の自由研究に一役買いそうな展示会でオススメですよ!
トンコハウスの世界 ~ダム・キーパーからONIまで~
会期:2023年7月11日(火)~2024年1月8日(月・祝)
会場:SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム
開館時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
休 館 日 :月曜日(祝日の場合は翌平日)
入 館 料 :大人520円/小中学生260円/未就学児無料(常設展も入場可)
主催:埼玉県
公式サイト:https://www.skipcity.jp/event/vm/tonkohouse/
伊藤さとり
映画パーソナリティ/心理カウンセラー。映画コメンテーターとしてTVやラジオ、WEB番組で映画紹介。映画舞台挨拶や記者会見のMCもハリウッドメジャーから日本映画まで幅広く担当する。
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※この記事は、令和2年度第3次補正事業再構築補助金により作成しました
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