なぜ?子供はオノマトペが好き!擬音語・擬態語が楽しいおすすめ絵本7選

コラム

2022.09.18

子どもへの絵本選びって、思っていたよりも難しい…とお悩みのママ、パパへ。
歌や音楽が大好きなお子さんなら、「オノマトペ」のリズムが楽しい絵本はいかがでしょうか。
今回は、何度も読みたくなる、オノマトペが楽しい絵本7冊を紹介します。

どうして子供はオノマトペが好きなの?

オノマトペとは、さまざまな状態や動きなどを音で表現した言葉のこと。
ワンちゃんの鳴き声の「ワンワン」や雨が降る時の「ザーザー」のような言葉を指します。
実際には音になっていない「ニコニコ」「ワクワク」なんて言葉もオノマトペの一つです。
子どもは、そんなオノマトペが大好き!
なぜなら、言葉がまだよくわからなくても、子どもはオノマトペを音楽のように聴いているからなんです。

オノマトペの効果

話しやすくて伝わりやすいのはもちろん、覚えやすいのがオノマトペのいいところ!
たくさんの言葉に触れて話すことで心の成長につながります。
「ピーポーピーポー」は救急車、「ゴクゴク」は飲む音、というように、楽しいリズム・音の繰り返しで実際の名前や動きが理解できる効果も。
また、大人が使っても良い効果があるんです。
自分の気持ちや状況をオノマトペを使って表現すれば、相手に伝わりやすく、ニュアンスも変えることができます。
「早くやっておいて!」より「サクサクっとお願いね」の方が柔らかい雰囲気ですよね。
ぜひ、日常会話の中にオノマトペを取り入れてみましょう!

音が楽しい絵本7選

オノマトペの音やリズムはもちろん、インパクトのある配色やデザインでくぎ付けになること間違いなし!
低月齢の赤ちゃんから幼児まで、また小学校中学年まで長く愛される絵本を7冊集めてみました。

もこ もこもこ

1977年から40年以上、たくさんの子どもたちに愛されてきた作品です。
「しーん、もこもこ、にょきにょき」「ぱちん!」といったシンプルな言葉となんだかヘンなモノ・・・。
詩人の谷川俊太郎さんと画家の元永定正さんによる、不思議でおかしな世界が展開されます。
幼児から小学校低学年向きです。

ちっちゃなおさかなちゃん

「ぷくぷくぷく」・・・ちっちゃなおさかなちゃんが海の中でママを探す物語。
おさかなちゃんは無事ママに会えるかな?
ヒド・ファン・ヘネヒテンさん・作、古藤ゆずさん・文の、黒い背景にカラフルな色づかいが楽しい絵本です。
0歳~2歳が対象となっています。

もけらもけら

ジャズピアニストの山下洋輔さん作、「もこ もこもこ」の元永定正さん絵のちょっとシュールで楽しい絵本です。
「もけけ け け け」「てぺ ぱて ぴて」など、ジャズアーティストらしい言葉のチョイスやリズム感がたまりません!
文字が絵の一部のようになっているのも面白いですよ。
読んであげるなら2歳から、自分で読むなら小学校低学年からになります。

ぽぽぽぽぽ

ぽ・ぽ・ぽと煙を出しながら、蒸気機関車がやってきます。野原をすぎて山を登り、トンネルをくぐって・・・。
機関車のストーリーをオノマトペだけで語ります。
作・絵は絵本作家の五味太郎さん。
汽車が好きなお子さんはもちろん、音あそびが好きなら誰でもお気に入りになる絵本です。
対象年齢は3・4歳からになります。

ねこガム

「クチャクチャ」男の子がガムを噛んで「プー」とふくらませますが、その風船が変化していき・・・?!
2005年、月刊誌に掲載された当初から子供たちを夢中にしているナンセンス絵本の傑作です。
作・絵は、イラストレーター・絵本作家のきむらよしおさん。
独自のダイナミックでユーモラスな作風が魅力です。
読んであげるなら2歳からが対象になります。

りんごだんだん

つるつるの新しいりんごを約1年(346日)置いたままにしておくとどのようになっていくのでしょうか。
2020年に発行された、子どもの好奇心を刺激する写真記録絵本の決定版!
だんだん変わっていくりんごの姿をそのまま写真でとらえ、シンプルな言葉で表現しています。
作・写真は、写真家の小川忠博さん。
小学校中学年からが対象の絵本です。

うんこ(新装丁版)

金魚さん、からすさん、やぎさん、あおむしさん・・・みんなどんなうんこをするのかな?
1994年に初版刊行されたロングセラー絵本「うんこ」を26年ぶりに新装改訂!
うんこの形を可愛らしいオノマトペで表したユニークな作品です。
作・絵は絵本作家の宮西達也(みやにしたつや)さん。
改訂版では絵がすべてリニューアルされ、より読みやすくなっています。
0歳~2歳が対象です。

いっしょに見て・聞いて・話して楽しもう!

オノマトペが効果的に使われた、おすすめの絵本を紹介しました。
子どもだけでなく大人もなんだかニコニコしてしまうオノマトペ。
ぜひ、お子さんといっしょに見て・聞いて・話して楽しんでくださいね。

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