10/1まで!立川PLAY!MUSEUM「エルマーのぼうけん」展をレポート
2023.07.21
東京・立川「PLAY! MUSEUM」で開催中の「エルマーのぼうけん」展。映画パーソナリティ・伊藤さとりさんがレポートします。
小さい頃に最初になりたかった職業、それは絵本作家でした。次になりたかった職業、それは童話作家でした。きっと母親からプレゼントされた『100万回生きたねこ』だったり、『エルマーのぼうけん』が大きく影響している気がします。
特に『エルマーのぼうけん』は現実からファンタジーの世界へと誘ってくれ、動物園で会っていた動物たちと話ができ、空想の生き物・りゅうと友達になれるという子供のロマンが詰まった大活劇です。
そんな『エルマーのぼうけん』シリーズは全3巻となっており、『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』となって、1948年から51年にかけて発売されました。
まさにあの頃、子供だった私たちから、今の子供たちまで永遠に愛され続けるこのシリーズの展覧会が立川のPLAY!MUSEUMで開催というので子供と一緒にお出かけ。
どちらかというと大人の私の方が興奮気味でしたが、子供も入り口にいるりゅうの置物から大喜び。中に入ると、冒険の世界に飛び込むような作りになっていて、それだけで嬉しさから鼻息も荒くなります。
だって大きな挿絵はまるで自分が絵本の中にいるようだし、ちゃんと桟橋もあって、9歳のエルマーと仲良くなった猫が案内してくれるんだから。
そこから先はまさに「どうぶつ島」。ちゃ〜んとワニの背中が目の前に!?エルマーのようにぴょんぴょん渡って、会場の奥へと向かいます。
メインはなんといっても日本初公開となる130点以上の原画!これまた細かい工夫が施されていて、セリフが書かれた紙にはシーンに合うアイテムがあったりするんですよね。
『エルマーのぼうけん』の物語の次は『エルマーとりゅう』の世界へ。エルマーと助けたりゅうが帰り道に嵐にあってしまい、カナリヤ島に行き着くお話をイメージして、しっかりカミナリの音と共に島が再現されております。
その次のお話となる『エルマーと16ぴきのりゅう』は、りゅうの住処の「そらいろこうげん」に人間たちがやってきて家族が捕らわれてしまうことからエルマーに助けを求める世界観を再現。
ここはりゅうの家族たちに会える空間になっていて、音楽が流れる幻想的な場所で子供たちは目の前のボタンでりゅうにスポットライトを当てられます。
しかも今回の展覧会で知ったのは、物語を作ったのはもちろん、ルース・S・ガネットだけど、この繊細な絵を描いたのは、ルースの義理の母、ルース・C・ガネットだったということ。
当時、りゅうのぬいぐるみを作るために制作した原画や、その後、作られたフェルトのぬいぐるみも見られるし、家族総出で『エルマーのぼうけん』が世に送り出されたことを知るとやたらと胸いっぱいに。
出口前には、「ぼうけん図書館」という自由に様々な絵本が読めるスペースがあり、沢山の親子がそこで時間を費やしておりました。
展覧会の最後は、『エルマーのぼうけん』グッズが売られるコーナーへ。りゅうのぬいぐるみは大人気で子供たちが脇に抱えてレジへと向かう姿も。他にも靴下やタオル、ハガキなど魅力的なグッズが多くて、散財してしまいそう、いや正しくは散財してしまいました。
その後は、出口の目の前にあるカフェで、『エルマーのぼうけん展』限定のコラボメニューに舌鼓。物語に登場するリボンをしたライオンのメニューや、「みかん島」らしくみかんが味わえるドリンクまであったりと、目でも味わえる料理の数々を家族で注文すると楽しさ倍増です。
会場の外には水遊びができるところもあるのでお出かけの際にはビーチサンダルと着替えも持っていくといいかも?ですよ。暑い季節にオススメしたい小さな冒険を涼しい空間で体験できる『エルマーのぼうけん展』は、親子で大満足の展覧会でした。是非是非!
「エルマーのぼうけん」展
会期:2023年7月15日(土)〜10月1日(日)
※会期中無休
会場:PLAY!MUSEUM(東京・立川)
ウェブサイト:https://play2020.jp/article/elmer/
※本展は PLAY! MUSEUM の会期終了後、2024 年夏頃まで全国数会場を巡回予定
伊藤さとり
映画パーソナリティ/心理カウンセラー。映画コメンテーターとしてTVやラジオ、WEB番組で映画紹介。映画舞台挨拶や記者会見のMCもハリウッドメジャーから日本映画まで幅広く担当する。
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※この記事は、令和2年度第3次補正事業再構築補助金により作成しました
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